「裕也、着替えたよ。」
「おう。」
裕也はそう言って振り向くといきなり顔を真っ赤にした。
「どうしたの?熱でも出た?」
私が裕也に聞くと裕也はすごい勢いで首を振った。
「いや、あまりにもつぼみが綺麗で。」
裕也はそう言うと私の手をとって歩き始めた。
私はさっき裕也に言われたかわいいという言葉に顔を赤くしながら歩いていった。
「裕也に家はどこにあるの?」
「○○町だ。」
「案外近かったんだ。私の通ってた学校を挟んで反対側なんだね。」
裕也は私の問いに答えながらもしっかり前を見て安全運転をしてくれている。
「なあ、つぼみ。」
「ん?」
裕也は車を路肩に止めて真剣な表情で私を見つめてくる。
「俺、正式にお前と籍入れたらすぐにでも子供がほしい。」