抗争から早2週間ほどが経った。

兼城組は徐々に人数を増やしているらしく今は、50人ほどになったらしい。

抗争が終わってから私たちのところへ今まで兼城組の傘下だったいくつかの組がやってきた。

私はその組の組長を見極めて傘下にする組としない組に分けた。

これから傘下の組全ての組長などが集まる会議が始まる。

「全員揃ってるか?」

「はい。」

全員が返事をした。

この組長会議ではこれから資金援助をしてくれる会社やグループなどを把握してもらうだけだ。

金代組は警察に協力していると言うことで資金援助をしてくれる会社は山ほどある。

今現在資金援助をしてくれている会社は述べ30社程だ。

だから、うちの組員は一般市民から金を巻き上げるなどのしのぎは一切やっていない。

もちろん、闇金などの高利貸しもやっていない。

キャバクラやホストなども経営しているが、金代組の金のほとんどはKSグループや資金援助してくれている会社から入った金だ。