幸せになりたい






その声と同時にうちの若衆と兼城組の構成員との抗争が始まった。

「ヤス!ヒデ!私たちは組長と若頭のところへ行くぞ。」

私がそう言うとヤスもヒデも対峙していた構成員を軽々と倒して私の両側に立った。

「はい!」

「わかりました!」

私たちは兼城組の屋敷内に入って次々と敵を倒していき、おそらく組長と若頭がいると思われる部屋にたどりついた。

「組長!突入します!」

ヤスはそう言ってドアを蹴破った。

「兼城組組長失礼するぞ。」

私はそう声をかけ、中に入った。

そこには銃を持った兼城組組長と若頭、それから幹部であろう奴らがいた。

「金代組組長さんよ。囲まれちまったな。」

兼城組組長の兼城凶 ケンジョウキョウはニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべ私に行った。

「どうだかな。」

私がそう言うと幹部の一人が私に発砲してきた。

私はそれを避けようとしたが後ろにさっきやってきた若衆の中でも最近入ったばかりの奴がいることに気付いて避けられず肩に一発くらってしまった。

「どうだぁ?」

兼城は私にまた気持ち悪い笑みを見せ、近づいてきた。

「組長!」

「大丈夫だ。そこを動くな。」

「金代ぉ、賢明な判断だぜぇ。ヒヒヒヒッ。」

「お前はここでつかまるんだがな。」

私はそう言って近づいてきた兼城に撃たれていない方の腕でストレートをかました。

「うがっ」

兼城は折れたであろう鼻を押さえてこちらを睨んだ。

「くそっ。このアマ!こいつを殺せ!」

「全員動け!」

私がそう言うとうちの組員達が兼城組の幹部たちを全員取り押さえた。

「兼城、どうだ?お前たちみたいに腐った組が私たちに勝てるわけがないだろう。」

私がそう言うと兼城は悔しそうな顔をして言った。

「こんなアマに負けるだとっ!俺は認めない。俺は強い!そうだ、全部あいつらが弱いせいだ!」

兼城はそう言って幹部や倒された若衆を睨みつけた。

「お前はばかか?全部お前の育て方が悪かったせいだろう。それにお前は弱い。そうでなければ、お前はどうして今押さえつけられてるんだ?」

「う、うるせぇ!」

兼城はもうそれ以上言葉が思いつかないのか黙ったまま、幹部たちを睨んでいた。

「親父、もうやめろよ。親父は母さんが死んでからおかしくなっちまったよ。」