「ただいま。」
私がそういうと、リビングからおかえりと二人の声が聞こえた。
靴を脱いでリビングに入ると、お父さんはもう帰ってきていて、お母さんと並んでテレビを見ていた。
「海人さんは今日やらなきゃいけないことがあるみたいだから泊まってくるって。」
私がそういうとお母さんが微笑んで
「今日は外食にしましょうか。あなたの退院祝いよ。」
そう言ってくれた。
「わかった。もう出れるの?」
「ええ。あなた行きましょう?」
お母さんはそう言ってテレビを切った。
「ああ、行くぞ。」
お父さんも立ち上がり、車のキーを持って先に出て行った。
それから車に乗って繁華街まで行き、ファミレスの駐車場に車を止めて入っていった。
「何にする?」
お母さんはそう言って私にメニューを見せてきた。
「私はフレンチトーストにするね。」
「俺はハンバーグ定食だ。」
お父さんはそう言ってワイヤレスチャイムを押した。
「ドリンクバーもいるわよね。」
お母さんは確認して店員さんが来た時にドリンクバーを三つと頼んだ。
それから各自頼んだものが来る間にドリンクバーに行ったり、話したりしていた。
フレンチトーストがきてから私はドリンクバーをまた取りに行った。
「あら、クラスのキモい子がいる。」
「ほんとだ。このお店が汚れちゃうじゃないの。早く出て行ってくれない?」
そう話しかけられ、後ろ振り向くとクラスの面倒くさい女どもがいた。
「学校に来ていないけどもうやめたの?」
そう気持ち悪い笑みを浮かべながら聞いてきた。
「入院してただけ。ていうかあんたらには関係ないと思うんだけど。」
「あんた、あたしたちにそんな口きいていいと思ってんの?」
「だめなの?」
「明日になったらわかるわよ。」
高笑いしてどこかへ去って行った。
なんか意味の分からない人たちだったな。
私はさっさと席に戻って残っていた分のフレンチトーストを食べた。
家に戻ってから私はいつも通り学校の用意をしてお風呂に入り眠った。

