俺は叔母さんが上に行っている間に、救急車を呼んだ。

「もしもし!!家に血を流して気を失ってるやつがいる。住所は○○町○○○○-○○番地だ!!なるべく早く来てくれ!!」

俺はそう言って電話を切った。

「叔母さん!!つぼみはどうなった?」

「まだ起きないわ。どうして怪我をしていたのを教えてくれなかったのかしら?」

叔母さんはそう言ってつぼみのお父さんの輝 テル さんに電話をしにいった。

「救急車の連絡を受けて来ました。傷病者は何処ですか?」

俺は下からそう声が聞こえたから、つぼみを抱えて下に行った。

「これは酷い出血だ。急いで病院に行かないと。」

救急隊員の人はそう言って、救急車から担架を出してきた。

「大丈夫ですか!!意識がないな。
おい早くどこか空いてる病院に電話しろ!」

隊員の人がそう言っている時に叔母さんが戻ってきた。

「あの、すいません。布沢病院に行ってくれませんか?」

叔母さんは隊員にそう言っていた。

「どうしたんだ?どうしてその病院に?」

「そこにつぼみちゃんのお母さんのお兄さんがいるらしいの。輝さんがそこに行ってくれって。
あと私はやることがあるからつぼみちゃんのことよろしくね。」

叔母さんはそう言って、家に入っていった。

俺は叔母さんに言われるまま、救急車に乗り込んだ。