幸せになりたい






「なんだかすみません。私は関わるつもりなかったんですけど、伊川先輩に負けちゃって。」

「そうか、まあ仕方ない。あいつが決めたことには文句は言えないからな。」

海人さんは諦めたように教室に入っていった。

そこで予鈴のチャイムがなったので私は急いで自分の教室に戻った。

自分の席に着くと、周りの緋向の幹部が話しかけてきた。

「遅かったな。何かあったのか?」

「まあ。」

私がそう言ったところで、先生が教室に入ってきた。

そこでHRが始まったので私は早く座って寝る姿勢になった。

いつの間にか1限目が始まっていたらしく、ケバい数学の先生に当てられてしまった。

「安元さん!安元さん!寝た罰として、この問題を解きなさい。」

そう言って数学の先生は黒板を指差した。

あーあれ結構難しいな。
ていうかまだ習ってないんですけど。

私はそう思いながらも、黒板の前に立った。

なんだこれよく見たら中学生の時に高校3年生の予習問題で出てきたやつじゃん。

私はチョークを持つとスラスラと黒板に書いていった。

私が書き終わった時に、先生の顔を見てみると大きく口を開けていた。

「先生、できましたよ。どうですか?」

私がそう言うと先生は我に返って急いで丸付けを始めた。

「あ、合ってます。」

やっぱりね。

「先生こんな問題黒板に書いてる時間があるならもっとわかりやすく全て解説してくださいよ。」

私はそう言った後に教室を出て屋上に向かった。