「本当にすいませんでした。
うちの学校まで10分ぐらいなんですぐに着きます。」
私はそう言って海人さんを誘導するように歩き出した。少し歩くとちらほらと同じ学校の生徒がいた。
「海人さんは3年生なんですよね。友達とかすぐにできる感じですか?」
「仲間も一緒にこっちに転校してきた。」
海人さんはそう言った。
「海人さんに学校では関わらない方が良いですか?」
私がそう言うと海人さんは即答した。
「別にどちらでも構わない。俺も何か必要なものを忘れたら借りに行くから。
あと何組かだけ教えてくれ。」
海人さんはそう言って、メモ帳を取り出した。
「私はS組です。」
そう言って私達は学校の敷地内に入っていった。
「海人さん、3年生の教室はどこかわかりますか?」
「S組とは聞いているが、場所までは分からない。」
「じゃあ、私が案内します。」
私はそう言って、3年S組に向かって歩き出した。

