こんな時間になんだ?と思いつつも出てみると、


「もしも…」

「穂乃花!!危ない!うしろ!!」

切羽詰った様子の修司の声、後ろ?と思い急いで振り向くと、、、

「俺なのよ〜ん。」


ピースしながら笑ってる修司が立っていた。


「もう!!びっくりするじゃんか!やめてよ!」


「ごめんごめん!そこの角曲がったら穂乃花見つけたから脅かそうと思って…」

と、謝りながらも爆笑してる修司…。

「めっちゃびっくりしたんだからね!!」

「ごめんって!帰ろ、送る。」

「もー!」

「どうだった?カラオケ」

正直もっと怒りたい気分だったけど、新たな話題スタート。笑

「すごい楽しかったよ!いろんな人と仲良くなれた!2年5組のグループできたから、後で招待しとくね!」


「そっか!俺も行きたかったぁぁあ!お!さんきゅ!ってか岩ちゃんは?」


「奈々子は急用で先に帰っちゃったんだよね〜」

「穂乃花も夜は危ないんだから気をつけろよ〜?5組、こっち方面少ないし。」

「アンタが1番怖いっつーの!」

「アハハハッ!確かにな!!」

(ケラケラ笑ってる場合じゃないし!)

「なんか面白いことあった?カラオケ!」

「んー、あ!不思議なことはあった!かも。」

「不思議なこと?なんじゃそりゃ」


「うん、なんかね、安田君なんだけど」

「優太?」

「うん。」

さっきのカラオケのことを話してみた。


「ふーん、優太がねぇ…」

「ほんと、笑っちゃうよね!あたしに興味あるなんてさ!」

「…………」

返事が帰ってこない修司を見ると、なんだか寂しそうな顔をしてるような…

「??修司?どしたの?」


「……ん?いや。俺も行きたかったなぁと思っただけよ〜ん!」

(あれ、いつもの修司だ…)

「そう?」

「おー。よし!家着いたぜよ。また明日な!」


「うん、、送ってくれてありがとね!」

「家までの通り道だしな!!じゃあな!」

「うん!!」

家に入ると、LINEが。


『さっきはありがとな!話せて良かった!また明日。 』


安田君だ…


『こちらこそ、話せて良かったよ!また明日!』


(よし、お風呂入って寝よ!)