空閑くんに何をさせようか悩んでいると



「お風呂、次どうぞ」


噂をすれば空閑くんが真後ろに立っていた


うわっ!!


濡れた黒髪から滴る水をふわりとタオルで拭いでいる


ちょっとパジャマっぽいゆるっとしたTシャツから見える鎖骨が私の目を奪う


パジャマ姿も…


「かっこいい…」


「はっ!?…///」


え、あ、やばい。


私ってば思ったこと口にしすぎっ!!


ほんのりピンク色になる空閑くんの頬



「空閑くん顔…赤いよ?」


「お、おっ…お風呂入ったからだ!」



あーー!そっかそっか。


「じゃあ私もお風呂入ってくるねー」



リビングをスキップしながら出ていく私。


そんな私を見て


「変なヤツ。」


空閑くんがそうボヤいていたなんて


私は知る由もなかった