それはもうすぐ夏休みと言う時だった。


華はたっちゃんからのデートの誘いを全て断っていた。
花火大会もテレビがみたいからといって断り、メールの返事もめんどくさいからと言ってろくに返さなかった。
学校からの帰り道も一人がいいと言って、待っててくれたたっちゃんを一人で帰らせていた。