「そんなに好きだったんだ。」

「そ、そんな事無いもん‼︎今は明先輩一筋だから‼︎」

私は思わず叫んだ。

「あんた、さらっと大胆な事言ったわね。本人の前で」

「えっ?」

上を見ると明先輩が顔を赤くして私を見ていた。

「い、いや。盗み聴きするつもりは、無かったんだけど、いきなり大声で叫ぶから...」

「あっ、えっと…」

私が戸惑って居ると駿が来て

「いやぁ、明、愛されてるね〜」

私は一気に顔が赤くなる。

「まあ、イチャつくのはそこら辺で。」

「「イチャっ⁈」」

二人同時して顔を真っ赤になっていた

「ふふっ。秋、大丈夫よ。話してなかったけど、私、アメリカ人と日本人のクウォーターなの」

「ええっ⁈」

「だから、年に一回は必ずアメリカに行くから、そこで大翔に好きだって伝えるから、心配しないで」

ルリは得意げにそう言った。