―入学式3日後、昼休み・屋上にて―



「この間のカッコ良かったね。錦織君。良かったじゃん秋!秋?」


グサッグサッ


「秋?お~い秋さん?サラダ大変なことになっちやうよ?」


「ダァー!」


私の声が、大きくて、学校中に響き渡る


「うわっ!いきなり大きい声出さないで‼」


「だってルリ‼ずっと幼なじみで、ただの腐れ縁の大翔がいきなり私に告白して来たんだよ‼意味わかんないよ~」


私は最近、大翔のせいで、寝不足だ。


何で大翔が私にいきなりあんなこと言うのか、分からないし、はっきり言って大翔は私にとっては弟みたいなもんだ。


「あらあら、意識しまくりね。あのあと、錦織君に顔合わせたの?」

「合わせてない。」


突然、大翔が告白なんてするから慌ててその場から逃げるように帰ってしまった。


「あぁ、今顔合わせたら、秋は意識し過ぎてまた逃げ出しちゃうかもね。」


「意識なんかしてないもん‼︎」