「言いそびれただけだよ。」

先輩は私の顔を見て言った。

「秋…ごめんな。話すつもりだったんだけど…中々言い出せなくて。」

先輩は悲しそうな顔をした。

「…いいよ。先輩が何か言いたそうな事があったのは気付いてたし。」

「そうか…ごめんな。ありがとう。」

「ううん。いいよ。」



先輩とそんな話をして入ると、

「あの、あんまりラブラブしてないで、そろそろ本題いいすか?」

「なっ⁉︎大翔なにを!」

言ってる途中に話を遮る声がした。

「いい加減にしてよ!話が全然進まないじゃない‼︎」

後ろを向くと、ルリが泣きそうな顔をして、私達を睨んでいた。