「大翔。今日はどうしたの?」


「何が?」


「大翔いつもと違うし。」


「......。本当にわからない?」

大翔は悲しそうな顔で言った。


「えっ?」

ダンッ!私はいきなり壁に押し付けられた。


「大翔何するの?!」


「なんで?なんで分からないの?」


「どうしたの?大翔。離して‼」


「秋が好きだ‼秋が明先輩を好きなのは知ってる。でも俺だって、秋が好きだ‼俺を見てくれよ...」

嘘でしょ‼あれは、嘘だったんじゃないの?大翔が私を好き?なんで?私が明先輩を好きなの知ってるの?

ピピピッピピピッ


タイマーが時間切れを知らせる。


「大翔君。デートはここまでよ。次は駿君でよろしく。」