今日俺は大翔に変なことを言われた。俺が秋を好きだって?そんな事は絶対にない。

だって俺には美佳がいるんだぞ?


そんな事を考えていたら、前からじゃれあっている人達がこちらに歩いてきているのが見えた

駿と秋だった。その光景を見た瞬間、俺は複雑な気持ちになった。


「おい!駿!あんまり秋にちょっかい出すなよ‼」

駿と秋がじゃれ合っていたのを見て、腹が立った。


「あっ、明先輩!助けて!」

秋の助けを求める声。それに、駿は秋を後ろから抱き締めていた。それを見て俺は、心のリミッターが切れる音を聞いた。


「駿、秋を離せ。」

余りに小さい声で聞こえなかったのかも知れない

駿は陽気に答える

「えっ?明?なに?どうしたの?」


バキッ


俺はこの時の事をあまり覚えていない。


だが、これは何かが始まる合図だった。