次の日

俺は入部届けを出して、体育館に行くとあいつがいた

だから俺はあいつに、明先輩に

「秋は俺にとって、大切な女の子だ。凄く大切な、初恋の女の子だ。
俺が秋を好きになったのは、中学1年のとき。いや、もっと前かもしれない。
だから、先輩には、秋を渡せるはずがない。つい最近知り合ったばかりの見ず知らずのやつに秋は渡せない。」


そう告げた。

明先輩は少し黙り、俺に言ってきた

「秋は俺にとって、妹見たいなもんだ。渡せないって言われても、俺は秋を恋愛対象として、見ることは出来ない。第一俺には忘れられない人がいる。」




昼休み、後輩の大翔がわざわざ俺のところにきて、俺に宣言をしてきた。だから俺は、大翔に美佳の話をした。大翔は驚いた顔をしていた。そして俺にこう言った。


「秋はしってんの?」


「知ってる。どういう訳か、翼が秋に話したようだ。」


「そうか。まぁ、秋は先輩には渡さないよ。」


「ここまで話したのに、まだそれを言うのか?!」


「先輩が自分の気持ちにちゃんと向き合ったら分かることだよ。先輩は秋の事が好きなんだよ。俺の言いたい事はそれだけ。じゃーな」


大翔は意味不明な言葉を残し、去って行った。