ピピー!


笛の音が体育館に鳴り響いて、先輩がやってきた。

「秋、部活なれた?」


「はい‼だいぶ慣れました。それにしても先輩凄いですね。シュート連続で決めちゃうんだもん。」


「かっこ良かった?」


「はい‼物凄く。」


先輩の顔を見上げて、見たら先輩がゆでダコのように顔を真っ赤にしていた。


?私何か変なこと言ったかな?



「秋ちゃんなかなか大胆なこと言うね?」


後ろを振り返った瞬間、駿がそこにいた。


「駿?!」


「駿っ!ちょっと!明先輩の前で変なこと言わないでっ!」

そう言うと明先輩は不思議そうな顔をして

「あれ?秋。駿と面識あった?」

と聞いてきた


「あっ、この間保健室でお会いしました。」

私がそう言うと、駿が横からちゃちゃを入れてくる

「彼氏君とね。」


「彼氏?」


駿の言葉に明先輩は怪訝そうな顔で訪ねた。

私はそれに構わず、駿を追いかける

「だから、大翔は違うってば!」


ハハハと駿が笑う。私はそれを追いかける。


明先輩はだだそれを見ていた。


「駿。お前そんな顔で笑うやつだったか?それに大翔は…」


その声は二人には聞こえなかった。