カチャ


「いった‼」


「あっ、ごめん大丈夫?」


保健室で私は大翔の治療をしていた。


「大丈夫、大丈夫。少ししみただけ。」



「ごめんね。大翔。私のせいで。」


「ううん。秋が守れたからいいんだ。」


大翔はそう言って笑った。大翔は小さい時からずっとそうだった。いつも私を守ってくれた。


私は、大翔の優しさに甘え過ぎたのかな?あの時、大翔が来てくれるってわかってた。なんで?私は、大翔が好きなのかな?


「秋?どうかした?」


「ううん。もう遅いから帰ろ。」

笑ってそう言うと安心した見たいに、


「あぁ。帰ろ。」

そう言った。
私たちは保健室を後にした。
そこに彼がいるとも知らずにー。