「何で?何であいつがここにいるのー?!」




ー3ヶ月前ー



「秋、聞いてくれる?お父さんの転勤で、S県に引っ越ししなくちゃ行けないの。」


「何で?私も行かなきゃダメ?もう高校にも受かって、優たちと一緒に学校に通うの楽しみにしてるんだよ?私だけでもこっちに残れない?」


「秋、ごめんね?できることなら、そうして上げたいんだけど、無理があるの。」


「秋、悪いな。俺のせいで。だけど、お前一人だけ残して行けないんだ。分かってくれ。」


バン‼

私はその場を立ち去った。

「おはよう、秋」

「おはよう、優」

「どうしたの?なんか元気ないね?私で良かったら相談乗るよ?」

「ありがと。実はね...」

私は昨日あったことを、優に話した。