「練習したいんで、しばらくほっといてもらえませんか」
冷たく言い放たれる彪賀。
「な、そんな」
せっかく付き合い始めたばかりだというのに、仕事の邪魔だと言われる始末だ。
『仕事と私、どっちが大事なの!?』
という女の気持ちが、少し分かった気がした。
結局こうなる。
ボウリングをゲームに切り替えて、デートの合間にでも練習は出来そうなものだ。と、
「付き合うぞ、練習」
「足手まといです。したことないでしょう?格ゲー。嘗めないでください」
バッサリ却下された。
「明日から、ここにも来ないでくださいね?」
「なん…そこまでしなくてもいいじゃねえか…」
弱気になる。が、負けられても困る。
「駄目です。気が散ります」
お構い無くオーラがみなぎり、それ以上何も言えなかった。

