ピュア恋

自分達の教室に入ろうとした時だった。

「おい。阿部奈緒。」

えっ?私?
誰が私を呼んだんだろ?

周りを見渡すと、守川風がいた。

なんで?もしかして、怒ってたりして‥‥‥‥。

そりゃそうだよね。

昨日から守川風には、迷惑しかかけてないもん。

どうしよ‥‥。

「聞いてんのか?阿部奈緒。」

「は、はい。なんでしょう。」

素直に返事をしたのはいいけど、絶対に怒ってるよね。

「あのさ、「昨日から迷惑をけて、ごめんなさい!」

守川風の言葉を遮って謝った。

なんにも返事が返って来ないということは、きっと怒ってるんだ‥‥。