野薔薇姫

「アッハッハッハ、かなりクズだったな」


気持ち悪い笑い声に気づいて目が覚める。


「あんなんでもこんなに持ってんだぜ」


「ウハウハだな、ボスには少し少なめに報告しようぜ」


「もち、手持ちだよな?」


「あったりめーだろ」


なにやら物騒な話をしている。こんな野郎に目を覚まされたと思うと腹が立っ


てきて意識が覚醒する。


「これで女がいればなぁ」


「あぁ、欲しいよ、俺も」