ー謎の男A sideー
なんだ?あいつ。

子供には優しくて、男には厳しいのか…?

謎の多い女…か…
ふっ…気に入った…

なんてひとりで思っていると…

「お前、さっきから何ブツブツひとりで言ってんだよ。気持ちわりぃぞ?」

「あ、恭(キョウ)。げ、声に出てた?」

「あぁ、バリバリな笑にしても、蓮(レン)。失恋か?」

「うーん、でも、俺諦めてないんだよな〜」

「俺からの忠告な。諦めていい時と、悪い時がある。さて、今はどちらが適切な選択?」

「は?」

「ってことで、1限始まるぞー」

「えぇ。サボる…」

「またかよ。まぁ、お前は成績学年2位だけどな笑」

「1位はあれだよ。西川。」

「あぁ、あいつ?さっき、蓮が振られた?」

「振られてねぇよ!」

「振られてんだろ。よく考えろ。選択肢を間違えるな。」

「あぁ、ありがとな。恭」

「おう!じゃーな!」

「おう!」

とある謎の男Aの朝でした!