「あんたの家みたいにお城じゃないからね。」

「私の家がお城なんてありえないよー?」

「あんたの家、このへんじゃ一番大きいよ。」

「そんなことないって!」

「じゃあ、行くわよ?」

「てゆーかさ、なんでドア塞がれちゃたの?」

「知らん笑行くよー?」

「あ、美穂〜!待ってよー!」

「杏奈にはさ、危機感ってものがないの?」

「ききかんってなにー?」

「危機感は、危機感!行くよ!」

「うん?美穂はツンデレさんなんだねぇ…」

「杏奈が素直過ぎんのよ!」

「えー!そんなことないよー?」

「まぁ、そんなことないって言われればそんなことないんだけど…」

「うんうん!私腹黒いしー?」

「ほんとに腹黒い人は自分で言わないわよ」

「えー。みんなツンデレさんだねー?」

「もういいわ笑行くわよ?」

「うん!」