あの日、あの時、あの場所で。

コンコン
「杏奈です。おじいちゃま、入ってもいいですか?」

「おぉ。杏奈か。
ふぉっふぉっふぉっ。よく来たのぉ。
これ、鍵な。杏奈。雪希には気をつけなさい。今捕まると危ない。
こないだどころの話ではなくなる。
いいね?」

「…はい…」

「ところで、後ろの3人は杏奈の友達かのう?」

「…はい…
右の女の子は新田美穂さん。
真ん中の男の子が瑞江恭太くん。
右の男の子は藤崎蓮也くんです。
以後お見知りおきを…。」

「新田美穂です。少しの間ですがよろしくお願いします。」

「ふぉっふぉっふぉっ。よろしくのう」

「瑞江恭太です。班長を努めさせていただきます。よろしくお願い致します。」

「藤崎蓮也です。よろしくお願いします。」

「ふぉっふぉっふぉっ。そんな緊張せんでもいいんだよ。ゆっくりしていくといい。杏奈。松久をよこすから、部屋に荷物を運びなさい。この3人に話があるんだ。」

3人に一気に緊張が走ったのは言うまでもない。