「芹沢くーーーん!!」

ダダダダダーーと、
猛突進してくる俺の彼女。


可愛すぎて仕方ない、俺の彼女。

世界一かわいい俺の彼女。


「芹沢くんっ、一緒に帰ろ!」


「っ…あ、あぁ。」


なるべく平常心平常心。


ドキドキしてることがバレないように。



「芹沢くん、…手っ…」

手を差し出す葉月。

手を繋ぎたいってことか?


馬鹿だなぁ、葉月。
そんなことしたら俺のS心が
疼くともしらないで。