チチチチ……
「んーーー……もう12時か………」


長年(といっても一日だけだが)の謎が解けた僕は、次の日が休みなのをいいことに死んだように眠っていた。その時

ドンドンドン!!

「おーーい!じゅんーー!!入るよーー!!」

訪ねてきたのは、僕の小さい頃からの幼馴染の須縫栄子だ。
栄子ちゃんはたまに僕の家に来て、かってにあがり込んでテレビを見たりしている。全く困った幼馴染だ。

「え?!今起きたの?!くそださ!!」
「あはは…」

栄子ちゃんはいつものようにテレビをつけてだらだらしていた。

「あははは!!やっぱ米子サイコー!!」

米子というのは、今代人気のお笑い芸人兼僕のクラスメイトだ。
米子はもともとギャグセンスがとても高く、クラスでもみんなを笑わせたりしていたので、芸人はぴったりだとおもった。

『やっ!やめろよっ!もうやってらんねー!じゃーなっ』

「あはっ!あはっ!あはははっ!ねえ見てよ!あははは!」
「もうちょっと静かにしてよ…」
「あはは…ごめんごめん!…そだ、米子ってさ、好きな人いるらしいよ!」
「唐突だな…それで?」
「その好きな人っていうのがぁ…じつはぁ…



 
 順俊!君らしいんだー!あははっ!」

待ってくれーーーーーーーー(^_^)
それは無理だーーーーー(^^)/~~~

「冗談やめてそんなのむりだから」
「ぷふふ!だよねぇー」

栄子は他人事のように大笑いしてる。


あーあ…米子かぁ…………


無理だーー……