翌日の放課後、俺とリクはいつもの中庭にいた。
いつしか、この中庭は俺達の集合場所になっていた。
五十嵐が「ごめんごめん」と言いながら走って来る。
「行ってきたよ、生徒会に」
「それでどうだったの」
「細かい規約はともかく、部員は最低四人。それと顧問が一人必要なんだ」
「顧問かぁ。2組の担任でも捕まえるか」
「そんな簡単に行くのか」
「まあまあ、なるようになるわよ」
『どこかの誰かさんのような口振りだ』
『聞き捨てならないわね。さすがのわたしでも、みゆきちゃん程も強引じゃないよ』
『どうだか』
俺が続ける。
「顧問の先生もだが、あと一人の部員どうするんだ」
「確かにミヒロの言う通りだけどね。沖田が居るんじゃ、ビートルズオンリーだし。今時の高校生はビートルズなんか聞かないよ」
「そういうお前はどうなんだ」
「私は、子供の頃からそういう音楽ばかり、親から聞かされてたからね」
「そうなんだ。ってかお前」
「何?」
「五十嵐は俺の事、いつからミヒロってよんでるんだ。だんだん口が悪くなってるじゃんかよ」
「いいじゃない。その方が呼びやすいし」
「やれやれだぜ」
「それより練習しよ。我が家で」
『五十嵐って、いわゆるセレブなんだよな』
『そうだと思うけど』
『例えばさ、裏のガレージからベンツが登場したりして』
『有り得なくないわね』
『俺達とは住んでる世界が違うんだろうな』
『そんな事思わない方がいいわよ。みゆきちゃんだってそう思うなら、ミヒロやリク君を誘ったりしないと思うし』
『まぁ、そうだな』
いつしか、この中庭は俺達の集合場所になっていた。
五十嵐が「ごめんごめん」と言いながら走って来る。
「行ってきたよ、生徒会に」
「それでどうだったの」
「細かい規約はともかく、部員は最低四人。それと顧問が一人必要なんだ」
「顧問かぁ。2組の担任でも捕まえるか」
「そんな簡単に行くのか」
「まあまあ、なるようになるわよ」
『どこかの誰かさんのような口振りだ』
『聞き捨てならないわね。さすがのわたしでも、みゆきちゃん程も強引じゃないよ』
『どうだか』
俺が続ける。
「顧問の先生もだが、あと一人の部員どうするんだ」
「確かにミヒロの言う通りだけどね。沖田が居るんじゃ、ビートルズオンリーだし。今時の高校生はビートルズなんか聞かないよ」
「そういうお前はどうなんだ」
「私は、子供の頃からそういう音楽ばかり、親から聞かされてたからね」
「そうなんだ。ってかお前」
「何?」
「五十嵐は俺の事、いつからミヒロってよんでるんだ。だんだん口が悪くなってるじゃんかよ」
「いいじゃない。その方が呼びやすいし」
「やれやれだぜ」
「それより練習しよ。我が家で」
『五十嵐って、いわゆるセレブなんだよな』
『そうだと思うけど』
『例えばさ、裏のガレージからベンツが登場したりして』
『有り得なくないわね』
『俺達とは住んでる世界が違うんだろうな』
『そんな事思わない方がいいわよ。みゆきちゃんだってそう思うなら、ミヒロやリク君を誘ったりしないと思うし』
『まぁ、そうだな』
