男子の発言には聞く耳もくれず、
黙々とノートに何かを書いている。
何を書いているか気になったが、
いつもと違う雰囲気の真美ちゃんは
とても怖く、うかつに近づけない程だった。
そんな真美ちゃんを見て、
男子は真美コールから絵里コールに変わった。
「なんか、雰囲気変わった…よね?」
と、梨花ちゃんがおどおどしながら言う。
「うん、何もなかったらいいんだけど。」
「さすが会長。優しいですねー」
と健太がからかう。
私は言い返す。いつものやりとりだ。
私は自分を優しい人間とは思わない。
真美ちゃんに抱いた感情は決して優しいものじゃない。
