次の日の昼休み、ひかりは笑顔で私のところにやって来た。
二人は、付き合い始めた。
朝、一緒に登校する二人。
休み時間、笑いあって言葉を交わす二人。
放課後はひかりは部活があるので一緒には帰れないけれど、それでもにこやかに「また明日」と別れる二人。
お似合いのカップルだった。
私はというと、あの日以来あのベンチには行っていない。
教室の中だろうと外だろうと、他の人が居ようと二人きりだろうと、日野雄大、とは決して呼ばなかった。
日野くん、その呼び方しかしない。
二人は幸せそうに見える。
私だって大好きなひかりが毎日楽しそうで、幸せだ。
私は心から祝福してる。
その、はずなのに。
……それなのに、こんなに心に隙間を感じるのは、どうして?

