コンビニのアイスケースに張り付いて真剣に悩む日野ちゃん。結構優柔不断らしい。
「日野雄大」
「はい」
「こっちとこっち、どっちが良いと思う?」
「え。両方買おうか?」
「やっぱ金持ちは言うことが違うね。……両方食べたいけどそんな食べられない」
ストロベリー味とバナナ味のカップアイスで悩んでいる日野ちゃん。
正直どっちでもいい。……というか。
「両方食べたいなら、半分こする?二人で」
提案すると、日野ちゃんは眉間に皺を寄せて嫌そうな顔をした。おい、傷付くぞそれは。
しかし日野ちゃんはどちらかを諦めることも、半分こ以外の方法を見つけることもできなかったらしく。
「……そうする」
一分程悩んだあとで結局そう言った。

