「なんでって……あんま良いもんじゃない、って言われたから」
「は?それだけ?てか誰に?」
……それだけ。か。
確かにそれだけなんだよな、日野ちゃんは。
俺は奴隷なんだから、煙草の件みたいに禁止にしてくれれば良いのに。
日野ちゃんにとっては、俺がいつどんな女と何してようが、全く気にならないんだな。
「別に。お前の知らないやつだよ」
誰に。と、その問いに答えたって他クラスのあおいが日野ちゃんのことを知るはずかないと思った。
「日野さんやろ」
……だから、ぎょっとした。
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