日野雄大はクラスで一番性格が悪い



久しぶりのお説教。
だけどそれは何よりも優しい。

私は精一杯首を横に振る。


「あの日の言葉は取り消さない。本音だもの。だけどね雪那、あんたが誰を愛そうと、そのことを後ろめたく思う必要はないの」


私の肩を優しく掴んで、お母さんは一生懸命語りかけてくる。

その一言一言が、重い。
私は一言一句聞き逃したくないと思う。


「あんたの雄大くんへの気持ちは、そんな生温いものなの?お母さんが認めないからって、はいそうですかって諦められるような、軽いものなの?」


違う。涙声で答えながら力一杯首を横に振る。