日野雄大はクラスで一番性格が悪い



声だけでなく、背中も震えていた。


お母さん、ごめんなさい。
日野雄大と出会ってしまって、ごめんなさい。
日野雄大を愛してしまって、ごめんなさい。


「ごめんね雪那……」


どうしてお母さんが謝るの?
お母さんは何も悪いことしてない。

……言いたいのに、喉が締め付けられて声が出ない。


お母さんは振り向いて私に駆け寄ってきた。
ぎゅっと力強くお母さんに抱き締められる。


「いくら雪那の好きな人でも……私は一生雄大くんのこと、認められない……。ごめんね……」


お母さんの胸の中で精一杯顔を横に振る。