あれから、俺まで眠ってしまったらしい。 俺を目覚めさせたのは、手の中で震えたスマホだった。 「……何、だよ」 目を擦りながら、スマホを確認する。 ──思わず、息を飲んだ。 何ヵ月か振りの、母親からの着信。 たまに俺が居る時間に帰ってくるときに、その前にこうやって連絡を寄越してくる。 つまり、今から家に来るということだ。 ……まじか。せっかくイチャイチャしてたのに。 まあどっちにしろもう遅いから、そろそろ日野ちゃん送らないといけないしな。