過去へ舞う姫

左之「山崎!翔を連れていけ!」



烝「行くで、翔」




幸奈の手を引き走る烝





幸奈「左之!!その人達を殺さないでっっ!」



烝「翔!!何言いよるんやっ!」



幸奈「お願いっっ!!!」



左之「……...……...……」



幸奈「左之ぉぉぉおっっ!!!」



烝「いいから走れ!!」



幸奈「烝っ!私も戦うっっ!!!」



烝「阿呆ぬかすなぁぁ!!!」





烝に担がれる幸奈



左之達がどんどん小さくなる





幸奈「下ろしてっっ!」



烝「阿呆かっ帰るでっっ!!」



幸奈「おい、おっさん……


2度も阿呆はないだろっっ!!!」



烝「おっさんもないやろっっ!」



幸奈「いいから!下ろしてぇぇぇ!!!」



烝「五月蝿いねんっ!ちと黙っときっっ!!」



幸奈「下ろしたら黙るわ~~~!!」



烝「性格が変わっとる...」




いつの間にか部屋に到着




烝「ただいま戻りました」



土方「あぁ、入れ」




スッ パタン




烝に担がれたままの幸奈




土方「下ろしたらどうなんだ?」



烝「下ろしたら逃げますから」



総司「ハハッ 確かに~」



幸奈「っっ総司!!居たの!?」



総司「酷いな~、ずっと居たよ?」




担がれて見えなかったが土方の横に総司がいるらしい


幸奈は土方と総司にお尻を突き出している状態





幸奈「この格好っ恥ずかしいっっ/////」



土方「お前が逃げるのが悪い」



幸奈「ムッ


烝、逃げないから下ろして……」



烝「信じられへんな」



幸奈「じゃあせめてこの格好をやめてっっ!逆に担いでっっ!!」



総司「じゃあ僕の所に来なよ、逃げようとしたら斬るから」



幸奈「いや、この格好のままでいいかな アハハ~」ゾクッ



総司「そんな事言わずに...ね?」




目を合わせなくとも威圧感が半端ない




幸奈「は...はい……」ガクッ



総司「烝、頂戴」



烝「あっ...はい」



総司「よっと」





総司に持ち上げられ膝の上にのせられる





幸奈「えっ!ここ?」




総司「そうだけど何か?」



幸奈「いや……ナンデモナイデス」



総司「本題に入ろうか」