過去へ舞う姫

幸奈「本来なら...土方か総司のどちらかが2人を殺していたはずなのに私が2人を殺した


てことは大まかな歴史が変わってないけど、細かな所が変わったの!」




土方「それで歴史が変わったって言えるのか?」




幸奈「わからないけど……


ちょっとした歪みが大きな歪みになるかもしれない


私はそう信じる」




土方「……そうか、分かってると思うが昨日の事は他言無用だ。絶対だぞ」




幸奈「うん、分かってる...」




土方「明日芹沢さんの葬式をする、今日は休んどけ」



幸奈「うん」










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その日は1日部屋に居た幸奈




次の日芹沢さんの葬式が行われた







中には泣いている人もいて



芹沢さんはやっぱり慕われていたんだなと感じた




芹沢さんに向かって手をあわせる




お梅さんは無念仏……芹沢さんと一緒のお墓に入れないんだ……




お梅さんの亡骸はそのまま




私もここで死んだら無念仏になるのかな……





隊士「宮野の奴、芹沢さんが死んだっていうのに泣いてねぇ」ヒソッ

隊士「ほんとだ、可愛がられてたのに」ヒソヒソ

隊士「あいつには心がねぇのか?」ヒソ





隠れて話しているつもりだろうけど丸聞こえだ




八番隊の人達だったらしく平助に怒られてるし……








芹沢さんの葬式が終わり、八木邸に向かおうとするが呼び止められる




「宮野翔っ!」



幸奈「...何?」




呼ばれ振り返る


はぁ~~~...やっぱりこの人達か




幸奈「早く要件を済まして欲しいんだけど」



楠「お前が欲しい」



幸奈「お断りします」



楠「なら力尽くで連れ去るまでっっ!」





刀を抜き襲いかかってくる楠達




一気に方をつけなきゃっっ!


この人達じゃ体力が持たないっっ!!!




幸奈も刀を抜き、戦おうとするが






ダ ダッ キィンッ




右側の屋根からクナイが飛んできた



荒木田と御倉の手に刺さる


楠は交わしたようだ





「1人は外してもうたか」



幸奈「烝っっ!!!」



烝「わいだけちゃうで」



左之「裏切り者を罰しに来た」




幸奈「左之っっ!」