過去へ舞う姫

幸奈「………………」




平助...私のこと考えてくれて



嬉しい





幸奈「……平助、ありがとう」ニコッ



平助「/////おう!」カァァ





「お前ら何やってんだ?」




後ろをふりかえる




幸奈・平助「土方(さん)!?」




土方「その体制どうにかしたらどうなんだ」





ただいまの私たちの体制は、


幸奈が床に座っていて平助は膝立ち


そして幸奈の腰に平助の腕がまわされている


まぁ抱きつかれている状態だ




平助「っっ!!!/////わりぃ...」バッ




平助が幸奈から手を離し離れる




幸奈「いや……その反応が傷付く」



平助「あっいや、その...」



土方「翔、行くぞ」



幸奈「へ?どこに?」



土方「俺達の部屋に」




あぁ、そういえば平助の部屋だったなここ




幸奈「うん、わかった


平助、またね」



平助「え?...う、うん...また」




土方と共に部屋に戻る





そもそも何故私は平助の部屋に居たんだ?



不思議だ




スッ パタン



部屋の中に入り向かい合って座る





土方「何故昨日来た」




幸奈「約束を守るため」




土方「約束って……」




幸奈「私は未来から来たんだよ?今あなた達が何をしようとしているのか分からないわけないじゃん!」




土方「確かにそうだが、来てほしくなかった...


あれは俺達の仕事だ!邪魔をするな!」




幸奈「分かってるよ!


けどあれが芹沢さんの...お梅さんの願いだったから……


殺したのっ、私が2人を殺した!!」





2人を殺した……?


私が...2人を…………




───────────────────




芹沢「あ...ぁ.....歴史は変わっ...た」




グサァッ




───────────────────





っっっっっっっっっっ!!!!!!



そうか……そういう事だったんだ……





幸奈「...……歴史は変わった...


変わったんだ……」ポロポロ




土方「おっおいっ!どうしたんだ!?」




幸奈「歴史が変わったよ...土方」




土方「...どういう事だ?」




幸奈「私が2人を殺したから……歴史が変わったの」



土方「……意味わかんねぇ……...」