過去へ舞う姫

今日は18日...




この日がきた……



懐刀に簪も持った



準備万端!




幸奈「よし!行こう!」







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ただいま角屋



一応前にいった宴も兼ねているようだが



皆が皆そんなムードではなさそうだ




平助「翔ぅ~、呑まねぇのか?」





もう平助は酔っている





幸奈「私呑めないの」



平助「えぇ~~~!もったいねぇよ!


一口ぐらい呑んでよ?」




酔っている平助は今まで以上に可愛いっっ!



けど今呑んでしまっては元も子もない



それに私はまだ呑んじゃいけない!


未成年者だっっ!




幸奈「私は呑めないの!」



平助「ちぇ~つまんないの~」ムスゥ





平助がいじけている


が今はそんな事気にしていられない




芹沢「翔」



幸奈「ビクッ! はいっ」



芹沢「こっちへ来い、酌をしろ」



幸奈「はいっ」




いい助け舟だっ!これにはのらねばっっ!!






トクトクトクトク


お酒を注ぐ




芹沢「その姿じゃつまらんな、おいそこの者こいつに着物を着せてやれ」



遊女「はぃ、行きますぇ」



幸奈「へ?」






遊女の人に手を引っ張られズンズンと奥に連れていかれる



芹沢さん…何がしたいんですか!!?




ある一室につきテキパキと着替えさせられる




幸奈「ねぇこの格好重いんだけど...」



遊女「文句なら受け付けまへんでぇ」ギロッ



幸奈「(こっ怖!)はい……」





髪も結われ化粧もされる




遊女「なぁあんたはん時渡りの子やろ?」