過去へ舞う姫

翌日……




朝餉を食べた後、全隊士が広間に呼ばれた





ついに来た、この日が……!





近藤「昨日の御所、御花畑門警護により私達は認められた!


これにより松平公から"新撰組"!という名前を頂いた!


これからも精進して働いてくれ!」



皆「ぉおお~!」





新撰組.....遂にこの名を貰った





近藤「これにて解散っっ!」





解散と促されても嬉しくて舞いがっちゃってる隊士達



幹部の皆も嬉しそうだ




幸奈もこの感動に浸っていると





土方「翔っ!」




幸奈「クスッ おめでとう!新撰組誕生だね!」



土方「あぁ...まさか俺達の事だったとは.....」



幸奈「私の口から言うよりこうやって皆と初めて聞く方がいいかなって思ってあの時言わなかったけど」



土方「そうか……」



幸奈「それよりどう?新撰組になった感想は?」



土方「感動だな、荒れくれ者の集まりの俺達が正式に認められたからな」



幸奈「よかったね」ニコッ



土方「あぁ」ドキッ



総司「なんで2人だけで話してるんですか、僕もいれてくださいよ」





と幸奈と土方の間を割って座る





平助「っ!総司ずりいぞ!俺も~」




平助も幸奈の隣に座ろうとするが...



スッ






土方「フッ 残念だったな、平助」



平助「うわぁ~~!土方さんもかよ……」





先程まで左から幸奈、総司、土方の順で座っていた



そして平助が幸奈の左側に座ろうとするが



土方が幸奈の左側に座り直し結局平助は幸奈の隣に座れなかった





総司「平助はそういう立ち位置なんだよ」



平助「意味わかんねぇ~!」



幸奈「私も訳分からん」





平助は仕方なく土方の隣に座る





平助「それにしてもすげぇよな~、新撰組だって!宴はしないの?」



土方「そうだな、近々するか」



平助「おお~!!」



総司「平助は酒を飲みたいだけだよね」



平助「...うっ……」



幸奈「宴か...楽しそう!」