過去へ舞う姫

幸奈「山南さん、私はどうしたらいいのでしょうか……


私はある目的でここに来ました。


ですがその目的を何も果たせないのです...


このままでは、何もなくなってしまう」





騒がしい大和屋から離れ、静かな暗闇には2人の足音だけがなる


その中でぽつりと幸奈は山南さんに話をした






山南「何も果たせてないことはありませんよ


君は壬生浪士組の皆にいい影響を与えています


自分は何もできていないと思うのは間違いです


皆、あなたにとても感謝しているのですよ


勿論私も」



幸奈「山南さん...」



山南「無理をすることは無い


自分の歩幅で歩みなさい


立ち止まってもいい、迷ってもいい


だけど戻ってしまってはいけませんよ」



幸奈「戻ってはいけない……」



山南「はい、振り返らず前を向いてください

自分の道から逃げてはいけません」



幸奈「...はい!」






山南さんの言う言葉には一つ一つに意味があり重みがある


山南さんに話してよかった...


私は私の出来ることをっっ!





山南「屯所に帰ったら、皆さんのおにぎりと手拭いを用意しましょうか」



幸奈「はいっ」





屯所に戻り、山南さんと一緒におにぎりと手拭いを用意した






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








夜が開ける前皆が戻ってきた


幸奈は山南さんと共に皆を迎えた




幸奈「皆!おかえり!」ニコッ



総司「(もう大丈夫そうだね)ただいま」



平助「ただいま~!」



山南「翔くんと共におにぎりと手拭いを用意しました。」



土方「ありがてぇ」




皆手拭いで顔や手を拭いたりしておにぎりを食べる




平助「うめ~~~!翔!ありがとなっ」ニカッ



幸奈「ううん、私に出来る事はこれぐらいしかなかったから」



平助「んなことねぇよ!2人でこの量作るのは大変だろ?」