過去へ舞う姫

幸奈「ってまだ居ないし...」




まだ土方は帰ってきていない




幸奈「どんだけ時間かかってんの?」





する事が無く部屋でゴロゴロ


これからどうするか考える


今は6月...芹沢さん暗殺まであと2ヶ月

どうにかしてこれは阻止したい……


やっぱり暗殺が確定したのは大和屋焼き討ち事件

これを阻止すれば暗殺計画はなくなるかも...

でもどうすれば....う~~~~~~~ん‥‥





土方「何唸ってんだ?」


幸奈「っっ土方っ!!」


土方「ビビりすぎだろ...何してたんだ?」


幸奈「これからの事を考えてたの」


土方「また何か起きるのか?」


幸奈「まぁね、それよりどうだった?大阪の方は?」


土方「翔のいうとおりになった」


幸奈「やっぱり?一に薬あげてたんだけど飲まなかったらしいし、忠実どおりだったんだね~」


土方「あぁ、場所や時間帯全て同じだった」


幸奈「じゃあこれから起こることもそのまんまなんだろうな~」



土方「……翔はどこまで知ってるんだ?」




幸奈「どこまで...か……それはよくわからない、ただいつ何処でどんな事件が起こるとか、いつ誰が死ぬかとかは知ってるよ……」


土方「翔は先を知ってて辛くないのか?」


幸奈「...辛くないと言えば嘘になる……


けど私は歴史を変えるために壬生浪士組来たんだし今更投げ捨てるなんてできない、



後であの時こうしておけばよかったああ言っとけばよかったってそうやって後悔しながら生きたくない、


これは私にしか出来ないことだから


今辛くても苦しくても皆が生きて楽しそうに笑ってる姿が見れるならそれでいい」


土方「...……そうか」