過去へ舞う姫

その後は土方&幸奈の部屋に戻った幸奈





「ふぅ~それじゃ書くか!」





と始めたのは長州の人達への文を書く事



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栄太郎、晋作、玄瑞へ


皆元気にしてる?


今こっちでは歴史的事件が起きているんだけど、


それが終わったら会いに行くね


すぐに屯所に戻らなきゃ行けないんだけど……


皆に会えるの楽しみにしてるから


日にちが決まったらまた文送るね


それじゃまたね~



幸奈より


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幸奈「よしっと」





文を折り畳み懐に入れ部屋を出る幸奈




幸奈「誰か居ないかな~」


平助「あっ翔どうかしたのか?」




ばったり稽古終わりの平助と遭遇




幸奈「丁度いいところにっ、今から出かけよう!」


平助「は?今から?土方さんの許可は?」


幸奈「ない!」


平助「じゃあ許可を貰ってから…」


幸奈「行こう!」





と門へ向かう幸奈




平助「おいっ許可は!?」


幸奈「一瞬出るくらいだから大丈夫~!」


平助「え~」





結局許可なく外に出てしまった…






平助「ほんと大丈夫かな~」




さっきからずっと不安げな平助




幸奈「はぁ~…大丈夫だよちょっとぐらい、あっいた」




と飛脚の方へ向かう幸奈




幸奈「すみませんこの文送ってください」




懐から文をだしお金と共に出す




「へい、わかりやした」




その後平助と合流し屯所に戻る2人


屯所に着いたが門に人は居ない




幸奈「ほら~言ったじゃん大丈夫だって」


平助「あぁ、よかった……」