過去へ舞う姫

近藤さんの部屋に戻り…




幸奈「土方~私勝ったんだから外出許可くれるよね?」


土方「……いいだろう」


幸奈「やったっっ!!!」


土方「ただし大阪の奴らが帰ってきてからだ」


幸奈「え~~~~」


土方「あと巡察があっている時で二刻経つまでに帰ってこい」


幸奈「えっっみじかいっっ!!!」


土方「じゃなきゃ諦めるんだな」




うぅ~~仕方ない…それで行こう




幸奈「……わかった」




と言うと土方は満足げに鼻で笑った


むかつくな~あの顔





土方「で、大阪で何が起きるんだ?」


幸奈「んん?それ私が負けた場合に教えるって言ったよね?」


土方「あぁそうだな」


幸奈「私勝ったよ?」


土方「あぁそうだな」


幸奈「だったら言わなくていいじゃん!」


土方「俺が今知ったことでお前の知っている歴史が変わることは無い、だから教えろ」




ん~、確かにそうなんだけどな~……


あっそうだっっ!ここで忠実を教えて私の存在価値が高い事を示せば……フッフッフッ


不気味な笑い方をする幸奈に驚く土方





幸奈「…よかろう、お主に教えてやろう」フフッ


土方「なんだその言い方……」


幸奈「……...これから大阪で起きる事件は壬生浪士組にとって初めての事件で有名なんだよね、事件の起きるきっかけは……...……」






幸奈は土方に大阪力士乱闘事件の事を詳しく話した






幸奈「……という訳」


土方「…そんな事が今あってんのか……」


幸奈「そうだね~でもこの後壬生で相撲したりいい方向に進むから結果的にはいいんだよね~」


土方「そうか…悪いが力士の奴らには犠牲になってもらうしかないか……」