過去へ舞う姫

ちょっと時がたち……皆が大阪に行く日になった


何故か芹沢さんに気に入られた私


芹沢「じゃあ行ってくる、土産を楽しみにしておれ」


幸奈「はいっ楽しみに待っております」





幸奈もここで過ごしていくにつれ芹沢さんやお梅さんの事も好きになっていた


出来ることなら大切な人を増やしたくなかったんだけどな……





総司「翔、僕の土産も楽しみにしててよ」


幸奈「総司っ!なんか嫌な予感しかしないんだけど…」


総司「酷いな~」






芹沢さん達とだけでなく近藤派の皆ともかなり仲良くなった、

特に総司と平助と





新八「平助~しっかり翔の事守れよ~」


「わかってるよっしんぱっつぁん」


左之「まぁ考えてみればわかることだが、平兵士の皆にはバレちまってたもんな~翔のこと」





幸奈が新入隊士として自己紹介をした時、

髪色のせいでもう既にバレてしまっていたのだ……時渡りの子だと


まだ女だということはバレていなかったが、いつバレるかわからないため用心だ





平助「あぁ、大丈夫だ翔のことは俺が守るから心配すんなよ!」ニカッ


幸奈「うんっありがとう平助」





この時代に平助に勝る可愛い人はいないと思った幸奈だった





一「翔、薬の事なんだか」


幸奈「一、何?」





何故か総司の事を下の名前で呼んでいることを聞いて

自分も下の名前で呼んで欲しいと言ってきたのだ





幸奈「あぁそれは舟に乗る時に飲んで、まぁ飲まなくても大丈夫何だけど」コソッ


一「そうか」


幸奈「うん、飲むか飲まないかは一の好きにしていいよ」


一「承知した」





そして時間になり





近藤「それじゃ歳、屯所は任せたぞ」


土方「あぁ近藤さん心配はいらねぇよ」


近藤「それでは行ってくる!」





近藤さんの声にあわせ皆行ってしまった





幸奈「これからどうなるかな……」








少し不安げな幸奈だった