過去へ舞う姫

湯呑みを片す為に部屋をでた幸奈


洗い終わり部屋に戻る途中に事件はあった





スタスタスターと小走りに廊下を走る、そして角を曲った瞬間


ドンッッ




幸奈「っっぅう」


なんかデジャヴ?昨日もこんな事あったような...


「お主、儂にぶつかっておいて謝りもせぬのか?」



声がして上を見てみると


そこには鉄扇を持った人の姿が……



もしかして………






芹沢鴨!?


即座に立ち上がり


幸奈「すみませんぶつかってしまい大変ご無礼いたしました」



謝罪をしてみる



芹沢「……」




無言かよっ一番困るな



幸奈「…あのぉ」


芹沢「お主見たことない顔だな」


幸奈「あっはい私は今日入った新入隊士の宮野翔です」


芹沢「翔か……お主、オナゴだろう」


幸奈「っっっっ!!!!」


幸奈「いえよく間違われますが違います」


芹沢「いや主はオナゴだ儂の目に狂いはない」


幸奈「……」


芹沢「肯定と受け取っても良いのう」




うううっバレてしまった……無念



幸奈「…はい私は女です。ですがここを辞めるつもりは一切ありませんっ」


芹沢「別にやめろとは言っておらん」


幸奈「へ?」


芹沢「お主今日の幹部会に来い」


幸奈「…え?」


芹沢「命令だ」


幸奈「……はいわかりました」


芹沢「うむ、楽しみにしておるぞ」




満足そうに芹沢さんは通り過ぎていった


まじか……やってしまった

でも幹部会には出るつもりだったし丁度いいか


土方に報告しなきゃだな