過去へ舞う姫

話すことがなくなりしばし沈黙……だったが


「おーい栄太郎ちょっとこっちに来てくれ」と隣の部屋で晋作が呼んでいる


栄太郎「今行く!それじゃあ幸奈大人しく待っててね」


幸奈「うん」


栄太郎が部屋を出て1人になった幸奈


次第に睡魔が襲い寝てしまった


栄太郎「何?」


高杉「あの女どうするんだ?」


栄太郎「ここに置いとくつもりだよ」


高杉「はあ!?それ本気で言ってんのか?」


栄太郎「本気だよ、あの子はこの時代の人間じゃないもとの時代に帰さなきゃ」


高杉「もとの時代に帰すって…利用しないのか」


栄太郎「そんな事しないよ、あの子のためだ」


高杉「でもここに置いとく必要はない……」


栄太郎「壬生狼の手に渡ったらどうするんだ!危険すぎるっ!」


高杉「っっっ!……わかったよ面倒はお前が見ろよ」


栄太郎「あぁ、それじゃあ戻るな……」