クローバー

「けど」

「大丈夫です。あたし1人だけなんで」

ニコッて笑った。

(無理に笑ってるんだな)

俺は、お言葉に甘えて柚ちゃんの家に入った。

部屋に入った瞬間、家族の写真にお仏壇があった。

「これ…」

「あっ、母と父と兄です。亡くなったんです」

寂しげに、話したあたし。

今にも、泣き出しそうだった。

そんなあたしを、じっと見つめていた黒崎さん。

「あっ、そろそろ…片付けとかあるので帰りますね」

「あっ、そうですね。お手伝いとかあったりしたら、遠慮なく言って下さい」

「ありがとうございます」

黒崎さんは、部屋をあとにした。

「あっ、クローバーさんにメールしてみようかな」