そんな私は今年22歳になった。

彼氏も友達もいない私は22年目の誕生日を
両親に祝って貰って毎年馴染みのケーキ屋さんでお気に入りのショートケーキを幸せな気持ちで食べていた。

｢花も今年22か〜！そういえばそろそろ優ちゃん結婚するかも？みたいな話をお母さん聞いたのよ、花も家の中だけじゃなく外でもニコニコしたらいいのに〜｣


お母さんは時々すごい無神経。
自分の全てがコンプレックスなのにニコニコなんて、出来るわけないじゃん。


｢そんなん言うなら、、、優みたいに可愛く産んでくれたら良かったじゃん！！｣

可愛い優と普通以下な私。
お母さんが可愛く産んでくれたらこんな人生になってなかったのに、、、
完璧に八つ当たりだけど、全てお母さんにぶつけてしまう。



お母さんに悲しい顔をさせてしまった。
いたたまれなくなって自分の部屋に逃げる。


私はいつも逃げてばかりだ。