春休みが終わり
今日から3年生が始まろうとしてる





「あー学校やっぱり休めば良かったなー。始業式とかだる過ぎるよー」




「陽!!おはよう!初日からだるいとか言わないの!」



この子は私の友達の江藤麻美、性格がきつくてちょっぴりわがままなの

「わっ!ビックリさせないでよ」

「陽が勝手に驚いただけじゃん〜」



いやいや、1人でボケっとしてるのに
急に声かけてくるなんてビックリするに決まってるよ…

あ、クラスの事言っとこ

「はいはい、そーいえばクラスみた??確か麻美と満菜実クラス同じだったよ」



満菜実ってのは、もう1人の友達で学校は一応来るけど授業とかない日は来ない子
性格はすごくマイペースなの


「え?ほんと!?嬉しい!!!満菜実と初めて同じクラスになるね〜陽とは3年間一緒だもんね3人揃うとか奇跡に近いじゃん!!!」

「ほんとだよ、そーいえば満菜実は?」


「なんかめんどくさいから来ないって!単位関係ないし」


「へぇーそっか、とりあえず体育館いこっか」



2人で体育館に向かったら
ほとんど人が集まってて私達は遅刻ギリギリだった
体育館の隅には新任の先生だろうスーツを来た人がたくさんいた



「陽、麻美遅いっ!!!早く並べ」


「わー佐藤じゃん、おはよー」



「呼び捨てすんなよ陽、佐藤先生だろ?とりあえず並べ」


はーいといい、2人でクラスの列に並ぶ


この人は佐藤先生、私達が1年の時の担任だ
麻美は佐藤が嫌いって言ってるけど、私は佐藤が大好きだった勿論先生としての好きだよ

私の事をちゃんと理解してくれてて、学校辞めないで今ここに入れるのは佐藤のお陰と言っても過言ではないくらいお世話になった先生